Amazonの返送先住所が「非アクティブ」だったときの設定手順

返送先住所が非アクティブと表示されたセラーセントラル画面。個人情報と商品情報はマスク済み
目次

この記事はこんな人向けです

  • Amazonのセラーセントラル(出品者用の管理画面)で、返品リクエストを閉じようとするとエラーになる
  • 返品設定の画面に 「Only the Default Return Address is allowed in this marketplace.」(このマーケットプレイスではデフォルトの返送先住所しか使えません)という英語が出る
  • 「デフォルトの返送先住所」を選ぼうとしても、プルダウンが灰色で押せない/住所が選べない
  • 注文の画面には返送先住所がちゃんと表示されているのに、設定画面では「未設定」あつかいになっている

自己発送を行う当店で実際に起きた症状です。4日間にわたり返品リクエストを閉じられず、その後、返送先住所の設定を点検しました。

画像の氏名・住所・店舗名に加え、商品名や商品画像、注文情報も特定防止のため伏せています。操作ボタンや状態表示は確認できる形で残しています。

この記事では、登録済みの住所が「非アクティブ」だった状態から、新しい住所を日本ストアのデフォルトに指定できた手順を紹介します。

返品リクエストのエラーもその後は出なくなりましたが、住所の修正が効いたのかは特定できていません。 その理由は「そのあとどうなったか」で説明します。


この記事を読むとできるようになること

  • 「住所が登録されていない」のではなく 「登録されている住所が“無効”になっている」 という状態を見分けられます
  • 今回の住所に見つかった、文字列と入力欄の問題を確認できます
  • 返送先住所を登録し直して、日本ストアのデフォルトに指定できるようになります

住所の追加と、日本ストアのデフォルト指定を順に確認していきます。


完成状態

今回は最後にこの画面になりました。日本の行に住所名と住所が表示されています。

返送先住所リストの日本の行に「返品用」が入り、デフォルトに設定された状態

▲ ①日本の行に住所名(ここでは「返品用」)が入りました。②の「デフォルト」欄は灰色のままです。ここが押せるかどうかだけで、設定の成否を判断しないでください。


必要な準備

必要なもの 補足
セラーセントラルにログインできること 返品設定を編集できるアカウントを使います
返送先にしたい住所 郵便番号・都道府県・市区町村・丁目番地・電話番号

まず症状を確認します

症状① 返品リクエストが閉じられない

返品管理(メニューの「注文」→「返品管理」)を開くと、返品の一覧が出ます。

返品管理の一覧。1件が「完了」、1件が「承認待ち」のまま

▲ ①は処理が終わった注文、②は「承認待ち」のまま止まっている注文です

注文番号を押すと、その返品の詳細画面に入れます。画面の下のほうに 「返品リクエストを終了する」 というタブがあり、その中に 「この返品リクエストをクローズする理由」 というプルダウンがあります。

返品リクエストを終了するタブと、クローズする理由のプルダウン

▲ ①はクローズする理由を選ぶ欄です。選択肢によって処理が異なるため、理由を変えて順番に試すことはしないでください。返金に関する注意は後述します。

ここで保存を押したときに

There was a system error. Please try again in 15 minutes. (システムエラーが発生しました。15分後にもう一度お試しください。)

と出て、15分待っても、次の日になっても同じ、という状態でした。

症状② 返品設定で英語の注意書きが出る

返品設定(https://sellercentral.amazon.co.jp/returns/settings/)を開いて 「返送先住所の管理」 タブを見ると、「返送先住所リスト」の日本の行がこうなっていました。

日本の行が「デフォルトの返送先住所を選択してください」のまま。英語の注意書きが出ている

▲ ①住所が入っておらず「デフォルトの返送先住所を選択してください」のまま。②プルダウンは灰色で押せず、英語の注意書きが出る

「Only the Default Return Address is allowed in this marketplace.」は、日本語にすると 「このマーケットプレイス(=日本のAmazon)では、デフォルトの返送先住所しか使えません」 という意味です。

この英文だけで、住所の未設定や無効化の原因までは分かりません。今回は、同じ行の住所欄が空で、住所の選択画面には「非アクティブ」が表示されていました。


登録済みの住所が2件とも「非アクティブ」でした

ここがいちばんのポイントです。

返送先住所には、2つの別々の状態があります。

状態 意味
リストに登録されている 住所として保存されている
デフォルトに指定されている 実際に返品で使われる住所として選ばれている

この2つは別管理です。 登録されていても、デフォルトに選ばれていなければ「未設定」あつかいになります。

そして今回は、もう一段おかしなことが起きていました。

日本の行の鉛筆マーク(編集)を押すと「住所から選択する」というウィンドウが開きます。ここで登録済みの住所が選べるのですが——

登録済みの住所2件が、どちらも「非アクティブ」になっている

▲ ①②どちらの住所にも「非アクティブ」というグレーのタグが付いています

登録されている住所2件が、どちらも「非アクティブ(無効)」でした。

今回は、この2件をデフォルトに選べませんでした。「返送先住所の設定」の灰色の欄とは分けて、鉛筆マークから開く住所の選択画面を確認します。

無効だった住所に見つかった入力の問題

住所の中身をよく見ると、入力のミスが2つありました。

ミス① 番地のハイフンが文字化けしていた

登録されていた番地には、記号ではなく − という文字列が入っていました。たとえば 〇〇町1234−5 のような状態です。この住所例は架空です。

− はマイナス記号「−」を表すHTMLの文字参照です。通常の半角ハイフン「-」とは別なので、今回は番地を手打ちで入れ直しました。

ミス② 欄を間違えて入力していた

もう1件は、会社名を「市区町村」の欄に、番地を別の欄に入れており、欄の中身がずれていました。

ただし、Amazonがこの2点を理由に無効化したという回答や判定仕様は確認できていません。画面で見つかった問題と、無効化の原因が確定したことは分けて扱います。

⚠️ ここが罠でした 注文の詳細画面には、この無効な住所が「返品先住所」としてそのまま表示されていました。画面に出ているので「設定できている」と思い込みますが、設定側では無効あつかい。この食い違いが原因の発見を遅らせました。


今回行った設定手順

手順1 返品設定を開く

セラーセントラルにログインし、https://sellercentral.amazon.co.jp/returns/settings/ を開きます。

メニューからたどる場合は、画面左上の 「メニュー」→「注文」→「返品管理」 を開き、右上の 「返品設定を編集」 を押します。

手順2 「返送先住所の管理」タブを開く

ページの中ほどにタブが4つ並んでいます。

返品設定 | 解決 | 返送先住所の管理 | 返品プログラムの設定

このうち 「返送先住所の管理」 を押します。

手順3 「返送先住所を管理する」を開いて、登録済みの住所を確認する

右側の案内文にある 「返送先住所を管理する」 のリンクを押します。登録済みの住所が一覧で出ます。

ここで、「非アクティブ」のタグが付いている住所がないか確認してください。今回の登録済み住所には、2件とも付いていました。

手順4 「+ 新しい住所を追加」で住所を入れ直す

今回は、既存の住所ではなく新しい住所を追加しました。ウィンドウの下にある 「+ 新しい住所を追加」 を押します。

新しい住所を追加のフォーム

▲ ①「市区町村」②「丁目・番地・号」③「建物名/会社名・部屋番号」——この3つの欄を間違えないのがコツです

入力するのは次の欄です。

欄の名前 入れるもの 注意
住所名 この住所の呼び名(例:返品用) 自分が分かればOKです
国/地域 Japan
氏名(フルネーム) 受け取る人・部署名
電話番号 返送先の正しい電話番号 画像内の番号は入力例です
郵便番号(半角数字) 前3桁・後4桁を別の欄に 半角数字です
都道府県 プルダウンから選ぶ
市区町村 市区町村+町名まで ⚠️ ここに会社名を入れない
丁目・番地・号(数字は半角数字) 例:1234-5 今回は数字とハイフンを半角で手打ちしました
建物名/会社名・部屋番号 会社名やビル名など 画面の各入力欄に合わせます

🔑 いちばん大事なポイント 今回は、元の文字列を引き継がないよう、番地を キーボードで直接入力しました。コピペや全角記号がすべて無効になると確認したわけではありません。

入力が終わったら保存します。

手順5 新しい住所に「非アクティブ」が付いていないか確認する

今回は一覧に戻ると、追加した住所が先頭に表示されました。

追加した住所には非アクティブのタグが付いていない

▲ ①追加した「返品用」には「非アクティブ」が付いていません。②③は元からあった無効な住所です

追加した住所には「非アクティブ」が付いていないことを確認しました。 まだ日本ストアのデフォルト指定は終わっていないので、次の手順へ進みます。

手順6 日本ストアのデフォルトに指定する

ウィンドウを閉じて「返送先住所リスト」に戻ります。日本の行の 鉛筆マーク(編集) を押すと「住所から選択する」が開くので、いま追加した住所を選び、「この住所を使用する」 を押します。

日本の行に返品用が入り、デフォルトに設定された

▲ ①日本の行に、選んだ住所名と住所が入りました。②の欄が灰色のままでも、今回の画面では住所を指定できています。


成功を確認する方法

今回の設定後は、次の2点を確認しました。

  1. 「返送先住所リスト」の日本の行に、住所名と住所が表示されている(「デフォルトの返送先住所を選択してください」ではなくなっている)
  2. 英語の注意書き「Only the Default Return Address is allowed in this marketplace.」が出なくなっている

英文が見えなくなったことだけでなく、日本の行に選んだ住所が入っていることを確認します。


今回つまずいたポイント

つまずき① 「住所は出ているのに未設定」と言われて混乱した

注文の詳細画面には返送先住所が表示されていました。だから「設定できているはずなのに、なぜ?」と探す方向がずれました。

画面に出ている=有効、ではありません。 設定側で「非アクティブ」になっていないかを必ず見てください。

補足 今回は既存住所の編集ではなく、新しい住所を追加した

今回は、新しい住所を追加する方法で設定できました。既存住所の編集とどちらが早いかまでは比較していません。

つまずき② エラー文が英語だった

日本の画面でも英語の注意書きが出ていました。「デフォルト住所だけ使える」という制限の説明を、「未設定の原因を示すエラー」と読み替えないことが大切です。


注意点

🚨 「返品なしで払い戻しを発行」を安易に選ばないでください

返品リクエストを閉じるときの理由に 「返品なしで払い戻しを発行」 という選択肢があります。名前のとおり、これは お金を返す操作 です。

返金済みの注文では、返金履歴を確認せずにこの選択肢を試さないでください。 追加返金の有無や金額を、この記事だけで判断することはできません。

わたしたちは一部返金を済ませた注文で、この選択肢を選んだ際にエラーが出ていました。実際に二重返金された事実は確認していません。

今回クローズできたときに選んだ理由は、「購入者が返品リクエストをキャンセルしました」 でした。読者の注文でも同じ理由を選べばよいという意味ではありません。購入者が本当にキャンセルした事実がある場合の理由です。

そのほか

この記事で確認したのは新しい住所の追加とデフォルト指定までです。古い住所の削除や、残した場合の影響は検証していません。

また、返品リクエストを画面上で閉じることと、購入者への対応を終えることは別です。この記事は、未対応の返品を放置してよいという案内ではありません。


そのあとどうなったか(正直に書きます)

この設定を直したあと、以前エラーが出ていた返品リクエストを、エラーなしで閉じられました。 その後の「返品管理」の一覧では、表示されていた3件すべてが「完了」でした。3件すべてをこの操作で新たに閉じたという意味ではありません。

返品管理の一覧。3件すべてが「完了」になり、画面上部に新しい返品管理ページの青い帯が出ている

▲ ①②③すべて「完了」。ただし画面の上に注目してください——ページ自体が新しい「返品管理」に変わっていました。

でも、ここで 「住所を直したら直りました!」とは書けません。 理由があります。

🔴 同時に3つ変わっていたからです

# エラーが出ていたとき 閉じられたとき
1 返送先住所が2件とも無効 有効な住所を作ってデフォルトに指定した
2 理由に「返品なしで払い戻しを発行」を選んでいた 理由に「購入者が返品リクエストをキャンセルしました」を選んだ
3 以前の「返品管理」ページ 新しい「返品管理」ページ(画面の上に「新しい『返品管理』ページへようこそ」という青い帯が出ていました)

1つずつ試したわけではないので、どれが効いたのかは分かりません。

②の理由変更が関係した可能性もあります(未検証)

「返品なしで払い戻しを発行」は、さきほど書いたとおり お金を返す操作 です。

この注文はすでに一部返金済みでした。社内では、追加の返金処理を止めていた可能性も考えました。ただし、Amazonに確認できた説明ではありません。二重返金防止が働いたとも、正しい仕様だったとも、現時点では断定できません。

同じエラーで困っている方は、まず「自分が選ぼうとしている理由は、お金が動く選択肢ではないか」 を確認してみてください。

それでも住所の点検には意味がありました

  • 返送先住所が2件とも無効だったのは 事実 です
  • 新しい住所を追加し、日本の行に指定できたことも 事実 です
  • 作業中の画面ではアカウント健全性が「健全」と表示されていました。ただし、この表示だけで、未処理の返品に将来も影響が出ないとは判断できません

💡 この記事の教訓 サポートに聞いて解決しなくても、自分の設定が正しく入っているか一度点検する価値はあります。 今回は点検によって、使えなかった返送先住所を見つけ、新しい住所を指定できました。

まだ確認できていないこと

  • どの変更が効いたのか(1つずつ検証していません)
  • Amazonの仕様として「返送先住所が未設定だとクローズがエラーになる」のかどうか(公式資料では確認できていません)

もうひとつのお知らせ(別件)

返品設定の画面を開くと、こんな案内が出ています。

2026年8月より、返品設定で返品に関する指示を追加するオプションは利用できなくなりますという案内

▲ 返品設定の画面上部に出ている案内

2026年8月より、返品設定で返品に関する指示を追加するオプションは利用できなくなります。

これは画面に表示されていた別のお知らせです。今回の住所が非アクティブになった理由や、クローズ時のエラーの原因を示すものとは確認できていません。


この記録について

確認日:2026年9月25日。自己発送を行う当店の管理画面での記録です。記事中の住所例は架空で、画像には非公開情報を伏せる加工をしています。

Amazonサポートとのやり取りの原文と、クローズ時のエラー画面のスクリーンショットは本記事の資料に含まれていません。サポート回答を一般ルールの根拠として引用せず、設定画面と作業記録で確かめられる範囲に絞っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

バツイチ4児のパパ

生活費と養育費に奨学金の支払いに追われながら、運送業とせどりの両立をすること3年・・・せどりで脱サラしました!

今は、田舎でせどりとレンタルスペース経営中

人生を変えてくれた「せどりのノウハウ」をブログで発信しています

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次