🔍 お急ぎの方へ、先に結論です
✅ SalesRankDrops30=過去30日間のランキング下落回数
✅ SalesRankDrops90=過去90日間のランキング下落回数
✅ 下落回数は、実売個数と一致するとは限りません
✅ 仕入れ数は、価格と出品者数も一緒に見ます
KeepaのProduct Finderにある「Sales Rank Drops」や「SalesRankDrops30」。
数字が10なら「10個売れた」と読みたくなりますが、そこは少し注意が必要です。
Sales Rank Dropsが数えているのは、売れた個数ではなく、売れ筋ランキングが下がった回数です。
売れ行きを探る大事な目安ではあります。ただし、注文履歴でも実売数でもありません。
この記事では、30日と90日の違い、数字の読み方、何個仕入れるかへつなげる順番をやさしく整理します。
Sales Rank Dropsは「売れた個数」ではありません

Keepa公式のProduct Finderでは、Sales Rank Dropsを次の意味で説明しています。
販売を示すと見なされるもの。
ここで大事なのは、「販売数」ではなく「ランキングの下落回数」と書かれていることです。
そして、「販売を示す」と断定せず、「販売を示すと見なされる」という表現になっています。
つまり、Sales Rank Dropsは売れ行きを見るための目安です。レジの販売記録のように、売れた個数を直接数えた数字ではありません。
たとえば、1回の注文で同じ商品が複数個動いても、ランキングの下落が1回なら、下落回数は1回です。反対に、ランキングは同じカテゴリー内のほかの商品との比較で決まるため、1回の下落と1個の注文を一対一では結べません。
「Dropsが12だから12個売れた」とは断定できない。これが最初に押さえたい結論です。
👉 Product Finder全体の項目を先に確認したい場合は、Keepa Product Finderの使い方完全マニュアルから読むと位置関係が分かりやすいです。
数字が数えているのは「山から谷へ下がった回数」です

Amazonの売れ筋ランキングは、数字が小さいほど上位です。
たとえば「50,000位 → 20,000位」へ動いた場合、グラフ上ではランキングが良くなっています。Keepaは、このような高い数値から低い数値への動きを下落として数えます。
| 画面の動き | 読み方 |
|---|---|
| 50,000位 → 20,000位 | ランキングが下がった=順位は上がった |
| Dropsが10回 | 下落を10回検知した |
| Dropsが10回 | 10個売れた、とは断定できない |
Amazon公式は、売れ筋ランキングを「同じカテゴリーの商品と比べた販売順位」と説明しています。最近の販売と過去の販売の両方が使われ、最近の販売がより強く反映されます。
このため、ランキングは自分が見ている商品だけで決まる絶対値ではありません。同じカテゴリー内のほかの商品の販売状況でも、相対的な順位は動きます。
ランキングは注文記録そのものではありません。そのため、注文と表示を一対一で結びつけることはできません。
だから、Dropsは「動いている商品か」を探すのには便利です。しかし、何個売れたかを確定する数字としては使わないほうが安全です。
👉 中古品ではコンディションや出品者ごとの在庫も判断に影響します。Keepaを使った中古商品のリサーチ方法も合わせて見ると、Dropsだけに寄らない見方ができます。
30日は「最近」、90日は「土台」を見る数字です

SalesRankDrops30とSalesRankDrops90は、優劣ではなく役割が違います。
| 期間 | 見やすいこと | 注意点 |
|---|---|---|
| 30日 | 直近の勢い、最近動き始めたか | セールや季節など、一時的な動きの影響を受けやすい |
| 90日 | 3か月の土台、動きが続いているか | 最近だけ急に伸びた変化は薄まりやすい |
基本は、90日で土台を見て、30日で最近の変化を見る順番です。
たとえば、同じ時点でSalesRankDrops30が12回、SalesRankDrops90が24回だったとします。
24回 − 12回 = 12回
その60日分を30日あたりへ換算
12回 ÷ 2 = 6回
直近30日は12回、その前は30日あたり6回。下落のペースは以前の約2倍です。
これは、あくまで計算による目安です。「月12個売れた」「販売数が2倍になった」という意味ではありません。
反対に、90日の数字は大きいのに30日の数字が小さい場合は、以前より動きが弱くなっている可能性があります。季節商品や一時的な特需だった可能性も含め、グラフを確認すると判断しやすくなります。
👉 ランキンググラフが出ていない商品は、Dropsの読み方以前に別の確認が必要です。ランキンググラフが無い商品の見方で確認できます。
何個仕入れるかは、3つを一緒に見ます

Sales Rank Dropsだけでは、仕入れる個数までは決まりません。
次の3つを一緒に見ると、判断の順番が整理できます。
| 見るもの | 分かること | 使い方 |
|---|---|---|
| Sales Rank Drops | 商品が動いている目安 | 30日と90日を比べる |
| 価格の推移 | 利益が残りそうか | 現在価格だけでなく90日の流れを見る |
| 出品者数・在庫 | 自分に販売機会が回りそうか | 出品者の増減と在庫の厚さを見る |
Dropsが多くても、価格が下がり続け、出品者が急に増えているなら、利益が残らないことがあります。
反対に、Dropsが安定し、価格も大きく崩れず、出品者が増えていないなら、少量から試す材料になります。
初めて扱う商品では、Dropsから実売個数を作ろうとせず、資金が崩れない小さな数量で試し、自分の販売実績を取るほうが判断しやすくなります。
販売実績が取れた後は、補充数を次のように考えられます。
自店の1日平均販売数 × 次の納品までの日数 − 手元在庫
例:0.5個 × 14日 − 2個 = 5個
この5個は、Dropsから推測した販売数ではありません。自店の実績と納品日数から出した、計算による目安です。
初回はDropsで需要の有無を見て、2回目から自分の実売データで補正する。この順番なら、数字を大きく読み違えにくくなります。
まとめ|Dropsは仕入れの答えではなく、需要を測る入口です

SalesRankDrops30やSalesRankDrops90は、商品が動いているかを短時間で探すのに便利です。
ただし、数字の正体はランキングが下がった回数です。
✅ 1回の注文と1回の下落が、必ず一対一になるとは限らない
✅ 90日で土台を見て、30日で最近の勢いを見る
✅ 仕入れ数は、価格・出品者数・自店の実績も合わせて決める
「Dropsが多いから大量に仕入れる」ではなく、需要を確認する最初の入口として使う。この距離感なら、Keepaの便利さを残しながら、実売数とのズレにも備えられます。
確認した情報の参照元
| 確認した内容 | 参照元 | 確認日 |
|---|---|---|
| Sales Rank Dropsは、過去X日間で高い数値から低い数値へ動いた売れ筋ランキングの下落回数。「販売を示すと見なされる」と説明されている | Keepa公式 Product Finder | 2026-08-03 |
| Amazon BSRは同じカテゴリー内の相対的な販売順位。最近と過去の販売データを使い、最近の販売がより強く反映される | Amazon公式 BSRガイド | 2026-08-03 |
※KeepaやAmazonの画面・項目名は変更される場合があります。この記事は2026年8月3日時点で確認した内容です。


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