1.きっかけ:「え、この商品Amazonにカタログ無いの?」
とある家電メーカー(SHARP)の新品商品を仕入れたときの話。
JANをAmazonで検索すると──
該当カタログが存在しない。
普通なら商品ページがすでにあって、
そこに出品するだけで終わる。
ところが今回は 完全に“白紙”。
「これって出品できるの?」というところからスタート。
2.結論:新品商品なら、条件さえ満たせば出品できる
Amazonの仕組みはシンプルで、
カタログが無いなら、出品者が作ればいい。
ただし情報は正確であること。
必要なのは:
- メーカー名(今回は「SHARP」)
- 正しい商品タイトル(型番は伏せます)
- 正確な説明文
- 外箱・本体の写真一式
- JANコード(伏せます)
- 本物と証明できる情報
これらを満たすと、
メーカー公式カタログが無くても 出品者側で新規ASINを作成できる。
3.まずやったこと:写真を徹底的に撮る
ブランド審査で一番大事なのは“証拠としての写真”。
① 外箱・パッケージ関連
📦 外箱(正面)

- 商品名・型番・ブランドが分かる面
- 新品であることが伝わりやすい
📦 外箱(側面)

- スペック表・説明欄などが写っている側面
- 正しい商品情報であることの証拠になる
📦 JANコード(バーコード部分)

- バーコードとJANが読み取れるよう撮影
- ※番号はブログ掲載時には伏せる
- Amazon側が最重要視するポイント
📦 外箱(上面)

- 箱の状態が良いことを示す
- 未開封に近い状態であることも伝わる
② 本体の写真
🔧 本体(正面)

- 商品の形状が分かる
- 商品タイトルの整合性を確認するため
🔧 本体(側面)

- 本体の立体感・細部が確認できる
- 偽物排除のための比較材料になる
🔧 本体(背面・仕様ラベル)

- 型番シール、仕様ラベルが必須
- Amazonはここで“本物であるか”を判断することが多い
🔧 本体(上部)

- 操作パネル・天面の状態
- 傷の有無や型番の一致を確認できる
③ 新品状態の証明
🛍 新品梱包の写真(袋入り・説明書入り)


- ビニール袋
- 説明書
- 同梱品一式
これがあると 「新品で手元に実在している」 と強く証明できるため、
審査通過率が上がります。
4.申請フォームに入力した内容
① 商品コード番号
JANコードを入力(※番号は伏せます)
② 商品タイトル
メーカー名+商品カテゴリ+特徴
(例:SHARP 空気関連の家電 など)
③ メーカー
SHARP(シャープ)
④ 商品説明
公式サイトに載っているような、
製品の特徴をまとめた文章を作成。
例(抽象化):
メーカー独自の技術を搭載したモデルです。
お部屋の空気を整える機能と季節に対応したモードがあり、
コンパクトで扱いやすい設計が特徴です。
新品・未使用の正規品です。
Amazon審査は「正確であればOK」なので、
ここでは誇張はNG、事実だけを書くのがコツ。
5.ブランド選択でハマった部分
ここは今回の大きな学び。
ブランド検索で「SHARP」と入れると、
- ロゴ付きの既存ブランド(正しい)
- ロゴ無しの“新規ブランド扱いになるやつ”(間違い)
の2つが表示される。
最初、誤ってロゴ無しの方を選んでしまったため、
「あなたは知的財産権の所有者ですか?」
「ブランド登録しますか?」
みたいな、完全に“商標を持つ人向けの画面” に飛んでしまった。
これは大きなミスポイント。
✔ 正しいのは
ロゴ付きの既存ブランドを選ぶこと。
これを選べば、
- 出品者は権利者である必要なし
- 写真と情報だけで承認が取れる
というルートに進める。
6.写真をアップロードして申請完了
厳選した10枚前後の写真をアップロードし、
必要項目を埋めて送信すると…
Under Review(審査中)
と表示されて、ケースIDが発行される。
メーカーと照合するだけなので、
あとは Amazon の審査を待つだけ。
7.今回学んだこと(重要ポイントだけ)
【1】カタログが無くても作れる
JANが公式のもので、実物があるなら問題なし。
【2】ブランド選択は必ず既存ブランド
ロゴ無しブランドを選ぶと「商標者ですか?」地獄へ飛ぶ。
【3】写真の質が命
外箱+本体+新品状態+JAN
が揃っていれば審査に通りやすい。
【4】加工したPDFよりJPEG
Amazonは写真そのままを見たいので、
PDF化は逆に落とされることがある。
8.これからやること
審査が通ったら、
- 新規ASINが作成される
- そこに出品できるようになる
- 商品ページの文章を整えて完成
という流れに進む。


コメント